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Vol.36 前!?それとも後ろ!?
2015年8月26日更新

練習や試合が続き、足に疲れがたまって辛いところ。
気になる部位のストレッチをしてもスッキリしない、
むしろ日に日に硬さが増してきているって時ありませんか?

今回は私の担当している患者さんの症例を元に解説していきますね。

週に2、3回ランニングを楽しんでいるAさん。
1日に走る距離はだいたい10km程度。
梅雨の時期に入る頃から左のハムストリングに違和感を覚え、
左脚中心に前屈のようなストレッチなどを行い様子をみていたが
日に日にハリが強くなり、
いつの間にか膝にも痛みが出てきたとのこと。

はじめてAさんの身体を診たとき、
左の大腿部(だいたいぶ)が非常に硬く、
「これは相当負担をかけましたね?」なんて話をしたのを覚えています。

臀部(でんぶ)から腿(もも)の後ろを中心に鍼やマッサージを行い、
時には、電気鍼で人工的に筋を動かすなどの治療を行いました。
治療中に「そこそこ!」という感覚はあるが、2回の治療でも改善せず。

「これは腿の後ろではなく、他に原因があるな・・・」と思い、
違和感を感じ始める前にどのような場所を走っていたか、お聞きしたところ、
「坂道が多かった(特に下り坂)」、ということが分かりました。

腿の前が怪しい!!!
(坂道を走った後って、腿の前が異常にパンパンになりますよね!?

視点を腿の後ろから前に移し治療すると、
一度の治療でほぼ改善し、
前屈をしても腿の後ろに違和感が無い状態になりました。
もちろん膝の痛みも軽減。

実際に治療した部位はこちら
(赤印のあたり)

外側広筋(がいそくこうきん)


今回治療した筋は、「外側広筋(がいそくこうきん)」という筋です。
腿の後ろから大腿骨(だいたいこつ)を巻くように付き、
まるで半分に切ったバームクーヘンの様な形をしています。

腿の前にある筋ですが、後ろから付いているため、
Aさんは後ろに張りを感じたのかも知れませんね。
ですから、前屈の様な後ろを伸ばすストレッチをしても効果を感じなかったのでしょう。



■コラムに関するお問い合わせ先
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小井手 智啓 (愛称:TOMO)
1981年12月21日生まれ 広島県出身

高校でアメリカンフットボールと出会う。
アメリカンフットボールで日本一になるため、強豪の法政大学へ進学。
大学1年生の時に日本一になる。大学2年生・4年生の時は準優勝。
また、大学2年生・3年生の時には、関東オールスターに選出される。
大学時代に怪我をした際、鍼灸師の先生の治療を受け、安心してプレーできた。
そのことがきっかけで、「自分も選手をサポートしたい!」と強く思うようになる。
大学卒業後、鍼灸マッサージの専門学校(東京医療専門学校)へ入学し、鍼灸マッサージの国家資格を取得。現在は、スポーツ選手のケアから美容まで幅広く活躍中。

小井手先生(TOMO)の治療を受けたい方は
・・・ はり・きゅう・マッサージ治療院 THE DiME(ザ・ダイム)  http://www.dimedime.jp/
■導入例(青山学院大学硬式野球部OB会)
■導入例(青山学院大学陸上競技部OB会)
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